総理大臣夫人付秘書の件 雑感

最近何かと話題の「総理大臣夫人付秘書」

 

秘書をしている私ですが、SPだけじゃなくて、総理大臣夫人付秘書が5人もついてらっしゃるとは、今回、初めて知りました。

 

今回の「秘書」問題には色々個人的に思うところがあったので、雑感を書きたいと思います。

 

「一国民」として感じるのは、総理大臣夫人は「公人」だろうということ。

総理大臣夫人は総理や大臣と違い、任命を受けていないとはいえ、やはり影響力のある方だし、だからこそ総理とともに海外出張等されるんだと思います。

5人も必要なのかは私にはよくわかりませんが、総理夫人は「公人」だと整理した上で必要な数の公務員の秘書をつけるのが自然じゃないかな、と思います。その代わり、プライベートも含め、総理夫人は影響力がある事を自覚した行動をとる必要があるんだと思います。

他の国のファーストレディーも同様じゃないんでしょうか?違うのかな?

 

プライベートで受ける用務が多い方であれば、秘書については、公務員の秘書と私設秘書の両方をつけるのも一案かもしれません。

 

ただ、(総理大臣夫人といった本当のトップの方はよくわかりませんが、)私自身が秘書をしていて感じるのは、秘書をつける様な地位のある方の場合、どこまでが「公務(=その会社の業務)」で、どこまでが「公務外(=その会社の業務外)」なのかの線引きがとっても難しいという点です。

 

例えば、会食のセッティングをする場合、同級生との会食であったとしても相手の方が影響力があり、地位のある方であれば、意見交換をしたり、ネットワークを構築することが将来的にその会社のメリットになることがよくあるのではないでしょうか。

 

また、地位のある方の場合、名誉職についてらっしゃったり、他企業の役職を兼務されている事も多いと思いますが、これはすべて業務外だから秘書としてサポートしません!という秘書は少なく、自身が勤める会社の業務外であったとしてもサポートしている秘書がほとんどだと思います。やはり、ボスからすると、1人の秘書が全てを纏めてサポートしてくれたらありがたいですよね。

 

何が正解なのかは正直わからないのですが、「秘書」が最近ニュースでも色々取り上げられているので書いてみました。また気が向けばこの件について雑感を書きたいと思います。